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パーマ剤(還元剤)

パーマ剤に含まれる主成分とも言える成分です。
この成分のおかげで毛髪にパーマがかかります。
還元剤にも様々な種類があり、かかり方や対象毛が異なります。

チオグリコール酸
最も一般的に使用される還元剤で、特に健康毛や硬毛に力を発揮する還元剤です。ウェーブ形成はどちらかというとフラットウェーブが得意で、波打つようなスタイルがきれいに出やすい成分です。

システィン
毛髪に含まれる「シスチン」というアミノ酸を多く含んだ還元剤です。
毛髪に優しく働きかけると同時に保湿力も非常に高い還元剤です。
ダメージや軟毛に最適で、ウェーブ形成は立体的なカールを作る際に適しています。システィンにも種類や特徴があり、人体のアミノ酸に近い「L-システィン」・パワーのある「DL-システィン」・保湿力の高い「アセチルシスティン」などがあります。
又、チオグリコール酸システィンの両方が配合されている薬剤を「チオシス」や「シスチオ」と呼びます。

サルファイト
非常に弱い還元剤で「化粧品」として扱われます。
最近ではくせ毛ケアのトリートメントなどにも配合されている成分で、毛髪ダメージが殆ど無い分、カール形成力も弱く、他の還元剤のサポート剤として配合されるケースが多い成分です。

システアミン
とても分子量が小さく毛髪への浸透性が良い為、低アルカリでもしっかりウェーブ形成が出来る優れた還元剤です。
配合量に規制がある為、どちらかというとダメージ毛からハイダメージ毛に対してパーマをかける際に使用する成分です。

ラクトンチオール(スピエラ)
特殊な分子構造でノンアルカリでもカール形成のあるハイダメージ対応の還元剤です。成分自体が油分で出来ており、熱変性した毛髪にもカール形成がしやすい特徴を持っています。

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一般的には単体での使用か各種ブレンドしての施術となりますが、
美しいデザインを求める為には、ワインディング(パーマ・ウエーブの形成に必要なロッドを巻く)技術がとても重要となります。

技術と知識/薬剤と処理能力のトータルバランスが大切なのです。

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